醤油を飲んだら熱がでるというのは、よく聞く話ですが本当に醤油をイッキ飲みしたら熱が出るのでしょうか。熱が出る場合、どれぐらい飲んだら熱が出るのでしょうか。
今回は「醤油をイッキ飲みしたら熱が出るのは本当か?」について深堀していきます。
醤油イッキ飲みしたら体内でどんなことが起こるの?
まずは、醤油をイッキ飲して体内で起こる反応を見ていきましょう。
次の画像は、醤油をイッキのみする前の血液の状態(通常の状態)です。
血液の塩分濃度は一定に保たれるようになっています。
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ここで、塩分が多く含まれる醤油をイッキ飲みをすると
塩化ナトリウム(Na)が血液中に増加します。
![](https://moetaro.com/wp-content/uploads/2023/10/image-8.png)
血液中のナトリウムが増加することで、
血液中の塩分濃度が正常より高くなり、「高ナトリウム血症」になります。
高ナトリウム血症
血液中のナトリウム濃度が正常値より高くなった状態のこと。
「高ナトリウム血症」になると、
血液の塩分濃度を一定に保つために、
細胞から水分が血液中に移動していきます。
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細胞内にある水分は細胞内液といいます。
この水分の移動には、浸透圧というものが関わっているんだよね。
細胞から血液へ水分が移動することで、
細胞の水分(細胞内液)が少なくなり、
細胞がしぼんでカスカスになってしまいます。
これが脳細胞だと考えてください。
醤油をイッキ飲みすることで、脳細胞が縮小します。
脳細胞が縮小すると、頭痛、発熱、けいれんや意識障害などが起こります。
最悪の場合は、発熱だけでなく、死にいたるので醤油のイッキ飲みは危険な行為と言えます。
どれぐらい醤油をイッキ飲みすると危険なのか?
醤油をイッキ飲みすると、脳細胞の水分が失われて、
脳の縮小、頭痛、発熱、けいれんや意識障害など、危険な状態になるということがわかりました。
この理由から、醤油をイッキ飲みすると熱が出るというのは間違いではないようですね。
ただし、熱が出るだけではすまないようですが…。
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醤油をどれだけイッキ飲みしたら危険な状態になってしまうのかな。
普段も醤油は使うから心配だな。
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普段の食事に使用する量ぐらいではならないから安心してね。
普段使う醤油の量では、なぜ発熱を伴うような状態にならないと言えるのか。
これは、醤油に含まれる塩分と塩分の致死量をもとに説明していきます。
醤油に含まれる塩分と致死量(食塩の致死量)
食塩の致死量は、体重1kgあたり3gです。
体重50kgの人だと150g、60kgの人だと180gになります。
これを醤油に換算すると、
醤油の塩分濃度は15~18%(ここでは15%として計算します)なので、
醤油1L(1000mL=1000g)に含まれる塩分は
醤油全体1000g×割合0.15=150g になります。
醤油1Lで体重50kgの人の致死量になっていますよね。
普段、1Lも醤油をイッキ飲みすることはないはずなので、
食事程度だったら安心していいということがわかります。
まとめ
醤油をイッキ飲みしたら熱がでるのは本当か?
答え
本当だが生死に関わるので危険。
※細胞内脱水によって脳が収縮し生死に関わる危険な状態になる可能性が高い
(意識を失ったり、最悪の場合は死にいたる)
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醤油に含まれる高濃度の塩分+大量摂取により、
高ナトリウム血症→細胞内脱水→脳細胞が縮小します。
これにより、高熱、頭痛、意識障害など生死に関わる症状がでてきます。