定期テスト100点を目指す勉強法は?

勉強

定期テストの勉強をする時、

  • 本当にこの勉強方法でいいのかな?
  • 塾に行っている子は特別な勉強をやっているのかな?

なんて考えていませんか。

この記事では、そんな不安を解消するため、元塾講師の私が
「塾でやっている勉強内容」「受験にも使える定期テストの勉強方法」
をご紹介します。

ちなみに、私が紹介している「定期テストの勉強の流れ」は次の通り、
今回は「勉強する」の部分になります。

定期テスト対策のながれ
  • 勉強計画をたてる
  • 勉強をする【今回はココ‼】
  • テスト受けた後のテスト分析

まずは、塾に行っていない方向けに「塾でやっている勉強内容」について説明していきましょう。

塾でやってる勉強内容とは?

はっきり言って中学生用の塾でやっている勉強内容は学校とそこまで変わりません。

多くの塾がこんな感じのことをやっています。

塾でやっている勉強スケジュール
  1. 学校の少し先取り・定期テスト対策の繰り返し(通常授業)
  2. 長期休暇中に復習 or 学校の先取り
  3. 学校より学習内容を早めに終わらせて復習や受験対策

この勉強スケジュールのように先取りをして学校の理解度をあげる
というのがよくある塾のやり方です。

おそらくこの記事を読んでいる方が気になるのは
塾の「定期テスト対策」の部分ですよね。

塾でやっている定期テスト対策も特別なことはやっていません。
塾の形式によって少し違いがありますがだいたい次のような対策内容となっています。

塾でやっている定期テスト対策 (例)
  • 塾のテスト対策用問題集をやる
  • 先生がプリントを作って苦手分野を対策させる

定期テスト対策としてやっている手順や方法は違うかもしれませんが、
やっていることは学校で配られたワークやプリントの内容と同じです。

塾の先生も学校のテストの点数を取らせたいと思っていますからね。
学校の先生はワークとプリントからテストを作ります。
それをしっかりやってくれれば点数はとれると知っています。

だから、生徒が問題を解きやすいよう工夫してやらせています。
勉強を工夫してやらせているのが塾だと考えてOKです。

生徒
生徒

塾ってもっとレベルの高いことをしているのかと思っていたけど、
意外と普通のことしかやっていないんですね。

先生
先生

これは暗記科目についてだから理系科目は気を付けて。
塾では+αの裏技や応用問題をやっている可能性があります。

ただし、理系科目(特に数学)は塾では発展的な内容をやっていたり、
解き方のコツを伝授されているので、ここは補充しておきましょう。
※これは勉強方法の中でもう少し詳しく解説しています。

以上で塾でやっている内容が理解できたと思います。
これで少しだけ、塾に行っていない不安を解消できたでしょうか。
それではお待ちかね「定期テストの勉強方法」に移ります。

受験にも使える定期テストの勉強方法

1.勉強方法の基本

定期テストの勉強方法で基本は次の通りです。

  • ワークやプリントは3回以上繰り返す
  • 英語、漢字などの暗記系も隠してテスト(3回以上)

どれでも3回解き直せば覚えられます。断言します。
どんどん繰り返しましょう。

ここで注意したいポイントは3つ

 ・教科書は見ない、早く繰り返すことを目標にやってください

 ・解いた回数はそのページ(プリント)の右端に正の字をつけていく

 ・間違えた問題や悩んだ問題はマークをつける

具体的な勉強方法はマークと正の字を書くのがポイントです。
自分のわかるわからないを分別して効率よく解いていきます。

分類のやり方

◎○△× 1234 ABCD などに分けていきます。

×、4、D … 全然わからない・質問する必要ある問題(絶対質問して覚えるまで解く)

△、3、C … わかるけど難しい、解説読んだらわかる

○、2、B … ちょっと不安、正解の可能性もある

◎、1、A … 覚えている、簡単、解く必要なし、無印にしてもOK

※マークを付けて間違えたら正の字をつける。

※解いているうちに自分の中の難易度が変わっていったらマークに斜線を入れて別のマークを付け直す

 

2.丸暗記する方法

英語

学校の英語のワークは書き込み式で、もう一度解き直すのが大変ですよね。
こういう時は、いちいち問題をみて解くよりワーク・プリントにでてくる問題文全て「日→英」ができるように暗記していった方が早いです。

じゃあ、このワーク・プリントにでてくる問題文全て「日→英」にできるようにするにはどうするのって話なんですよ。その方法をお伝えしますね。

準備物は100円ショップでもそろいます。きれいに書く必要がないので安いノートとシャーペン、丸つけようの赤ペンがあれば十分です(準備物にまとめます)。

準備物

  • ノート(10冊組の安いノートでOK)
  • シャーペン、鉛筆、ボールペンなど(黒でかけたらそれでいいです)
  • 赤か青などの色ペン

方法

覚えていく前にノートに作業が必要です。
ノートに1行あけで、ワークの問題に出てきた日本語を全て書いていきます。
この時、余白は気にしなくてOK、あとで練習に使います。

(例)

私はりんごがすきです。

私はユミです。

あなたはスポーツが好きですか?

親切にしなさい。

例のように書いていったら、次はテストをしていきます。
ここではまで正解しなくても大丈夫(ほぼ正解しないと思います)。

(例)

私はりんごがすきです。
I like   apple.
私はユミです。
I am Yumi.
あなたはスポーツが好きですか?

親切にしなさい。

テストができたら次は丸つけ、正解も赤で書いていきます。
※色はお好きな色で構いません。

(例)

私はりんごがすきです。
I like an apple.
私はユミです。
I am Yumi.
あなたはスポーツが好きですか?
Do you like sports ?
親切にしなさい。
Be kind.

真っ赤にしたら、次は練習です。あいているところに間違ったところを書きなぐります。
練習量は平均して、その行が埋まるぐらいです。文章の量やノートの種類によって書く回数と書く分量が変わってくるので、そこは調整してください。

(例)

私はりんごがすきです。an apple an apple an apple an apple an apple
I like an apple.Do you like sportsDo you like sportsDo you like sports
私はユミです。Be kind.Be kind.Be kind.Be kind.Be kind.Be kind.Be kind.Be 
I am Yumi.Do you like sportsDo you like sportsDo you like sports
あなたはスポーツが好きですか?
Do you like sports
親切にしなさい。
Be kind.
※一部省略しています。こんな感じでびっしり書いていくイメージですね。

練習が終了したら、間違った問題文を次のページにも書いておきます。

(例)

私はりんごがすきです。

あなたはスポーツが好きですか?

親切にしなさい。

これを3回繰り返すとほとんどの英文を覚えることができます。
「日→英」ができるようになれば、どんな並べ替え問題が出題されても、英語訳や日本語訳が出題されても対応できるようになります。一度お試しあれ。

理科…ノートに書いてある内容(例:裸子植物とは? 言葉の定義を全部覚える)

準備物

  • ノート(10冊組の安いノートでOK)
  • シャーペン、鉛筆、ボールペンなど(黒でかけたらそれでいいです)
  • 赤か青などの色ペン

やり方

英語とやり方は似ています。理科の場合は、ノートに書いてある用語や記述で出る部分を問題にして書いていきます。
※ノートの内容がカスカスの先生はやらなくて大丈夫です。その時は、ワークやプリント、+αの応用問題を何回も繰り返し解いてください。受験対策もかねて。

(例)

被子植物とは?

裸子植物とは?

石基と斑晶ができる理由は?

これをテストしていきます。英語より難易度が高いので、ほぼ真っ赤になると思います。
この答えはノートに書いてある文章(ノートに書いてなければ教科書の文章を参考に)を書いていきます。

あとは、間違った問題の練習→間違った問題を次のページに書いて、これを繰り返すだけです。

この理科の勉強方法は非常に時間がかかります。時間かかるのは自分だけ?と思っていれば皆さん同じくらいかかっているので安心してくださいね。

3. +αでやる応用問題集

数学と理科は受験で発展的内容が数多く出てくる科目

これを対策するためには定期テストの段階で色々な問題にあたっておく必要があります

薄い問題集でいいので、ワークやプリントより上のレベルの問題or基礎から発展レベルを扱った網羅性のある問題集をやりましょう。やり方は、3回繰り返す方法と同じです。

※定期テスト前に間に合わないという人は、毎日の学習として範囲を決めて進めていきましょう。

以上が定期テストの勉強方法です。

勉強方法のまとめ

ここで大事なことは、勉強方法に悩んでいる人は自分を信じてやることです。

自分を信じてやらなければどんな方法を使っても結果はついてきません。

この記事で書いた内容も利用しながら自分が最もいいと思う勉強方法を確立していきましょう。

※教科書を見ながらワークやプリントの答えを探すのは微妙な勉強だと思います。一回授業を受けているのならすぐに問題へ取りかかりましょう。授業を受けていないときは教科書で大まかに内容を把握して、なるべく早く問題へ移ってください。

また、問題集は教科書で入試にでやすいところを順番にまとめているので、その分野の内容を把握することができます。教科書ではなく問題を解くことを念頭に置いて勉強を進めてみてくださいね。

これでこの記事は終了です。

ご精読ありがとうございました。